早くもブログの記事に出来そうなネタが無くなってしまった。
10月末締切のスーパーダッシュ小説新人賞に作品を投稿した。
初投稿にして初めての長編オリジナルである。『ベン・トー』作者のアサウラ先生は同様の状況でいきなり受賞したそうだが、僕はどうだろうな。一次選考を通るかも怪しい。
単なる記念投稿ではないのだから、早いところ次の作品を考えなければならない……のだけど、こちらもブログと同じくネタが全然出てこない。別にSDの結果が気になって手につかないというわけではなく(一次の結果発表直前になるとまた違ってくるのだろうけど)、本当にただ思いつかないのだ。キャラすら出てこない。今回投稿したものは、ストーリーはともかくキャラはわりとあっさり固まったような覚えがあるのだが……。
一応、書きたいものはある。ロボットものだ。
ただ、これはすぐには書けない。ロボットものを書きたいくらいだから僕自身もロボットものが好きなのだけど、一方で僕は「ロボット」、もっと言えば「機械」について詳しくない。書くためには調査や研究をもっとして、設定もしっかり作り込まなければならないだろう。書いてみてはじめて「こういう知識が欲しい」と分かることもあるかもしれない。
来年の小学館ライトノベル大賞のゲスト審査員が『フルメタル・パニック!』の賀東招二先生なので、そこを狙っていくつもりである。
ロボットものと言えば、9月の半ば頃に『アイドルマスターXENOGLOSSIA』という作品を見た。一部の筋では有名というか悪名高いというか……、またそれ以外では、『とらドラ!』『とある科学の超電磁砲』『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない』の長井龍雪監督が同じく監督を務めた作品としても知られる。
そもそもなんでこれを見ようと思ったのかと言えば、現在絶賛放送中のアニメ『アイドルマスター』の存在があったからこそなのだけど、ここでは『アイドルマスター』と『XENOGLOSSIA』の関係やメディアミックスとしての是非は脇に置いておきたい。
結論から言ってしまえばこの作品、僕のツボにハマりまくった。ハマったというか新しいツボを開発したと言ったほうが正しいか。1話で「おっ」と惹き込まれ、2話~5話で1話に感じたモノが順調に高まっていき、6話でちょっとえっちな下着に手を出してしまう春香ににやけ、7話で春香を迎えに来るインベルに惚れ、8話で完全に心を鷲掴みにされた。
なんとなく「いつかロボットもの書いてみたいな」と思っていただけだった当時の僕に、この作品は大きな指針を与えてくれた。ロボットものというのはあくまでカテゴリを示す言葉に過ぎず、そこで何を書くかは当然だけど別の問題である。『XENOGLOSSIA』と、春香やインベルと出会ったことで、「何を書くのか、書きたいのか」が見えてきた。『XENOGLOSSIA』を見ている人には僕が得た「指針」がどういうものか、ある程度分かると思う。もちろんそのまま書いたんじゃ単なる劣化コピーにしかならないだろうから、また別のアプローチを考えなければならない。そこにどんな切り口を持ってくるかが腕の見せ所とも言えるだろう。
とまあこんな感じで、まだプロットにも書き起こしていないけれど、頭の中で少しずつ構想は出来上がりつつある。しかしその前にもう1本か2本、別の作品を書いておきたいとも思うわけで。そっちがまるで思いつかない。困ったものだ……。
そもそも題材が、ね。知らないものは題材にはしにくい。僕がラノベやアニメ以外で知ってるものと言えばプラモデルやTCGなのだけど、それらも専門知識に明るいかと言えば怪しい。TCGなんかは題材にしてるラノベもないだろうし、万一ヒットすれば遊戯王みたいな感じでガッポガッポとかも考えられるのだけど……いやまあ夢を見過ぎだよね。
さて、どうするか。
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